コスメ・美容に関する類義語辞典です。
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このページはコスメ・美容に関する類義語辞典が 2006年 12月 05日 11時37分22秒 にクロールしたキャッシュ情報です。
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シェーバーとは?

[ 38] シェーバー
[引用サイト]  http://www6.plala.or.jp/major_g/column3.htm

シェーバー、髭剃りの話です。私はウエットシェーバーを使っているんですが、銘柄はジレットのセンサーエクセルで、もう15年くらい同じものです。因みに父はシックのウルトラをもう25年くらい使っているそうです。なんで、こんな話をするかと言いますと、シェーバーって面白い商品だなと思ったからです。以下、説明して行きます。
まず、私が15年くらい、父が25年くらい同じ銘柄を使っているように、シェーバーって早々簡単に銘柄を変えないものなんです。シェーバーには二枚刃、三枚刃、今では四枚刃まで出ていますし、同じ二枚刃であっても多種多様な工夫が施されているなど、本当に様々な銘柄があります。そして、大体どの銘柄も最大のうたい文句を深剃りに置いています。
しかし、その銘柄のシェーバーを使えば髭が生えなくなる訳でもないですし、要はいま生え出ている髭を剃り落とすだけですから、どんなに深剃りを唄っていても生きている以上、どんどん髭は伸びてきますので、定期的に剃らなくてならないのは同じこと。結局のところ五十歩百歩で、究極を言ってしまえば、どれでも言い訳です。まあ、いま使っている銘柄でとりわけ難があるわけでもないので惰性で使いつづけている、というところがウエットシェーバーを使っている人の本音なのではないでしょうか。しかし、男である限り、ウエットにしろ電動にしろ、どうしてもシェーバーは必要です。
つまり、必要ではあるが、こだわりを持って選ぶほどの商品ではないというのがウエットシェーバーの位置する所です。
次に私がいまの銘柄を使い始めた切っ掛けを書きますと、特に選んで使い始めたと言うわけでもなく、学生時代に大学の校門前で配っていた試供品を貰ったからです。 大学生というと20歳前後ですからシェーバーを使い始める時期で、ちょうど試供品を貰ったんで試しに使い始めて、以来使い続けていると言うわけです。
試供品としてもらったものはジレットセンサーエクセルの専用ホルダーと替刃3枚ほどだったんですが、シェーバーの剃刀部分は完全な消耗品ですから替刃3枚だといくらケチケチ使っても半年で使い切ります。そうすると替刃を買わなくてはならないんですが、ウエットシェーバーはホルダーの値段よりも替刃の値段の方が高いくらいで、安売りしている所で買っても10枚入りで1200円位します。いや、この言い方は違うな。ウエットシェーバーってホルダーよりも替刃メインの商品なんです。替刃を売ることこそがメーカーの目的だといっても過言ではありません。
消耗品である剃刀部分は頻繁に取り替える必要があるのに対して、ホルダーって滅多に取り替えません。替刃メインの商品と言ってもホルダーだってそれなりの値段がしますから、ホルダー+剃刀の商品を買うよりも、替刃だけを買ったほうが得なのは当たり前の話。したがって、ホルダーにガタが来ない限りホルダー付きは買いません。でも、シェーバーってホルダーは妙に頑丈なんですよね。まず壊れない。ですから、ホルダーにガタが来たのを潮にシェーバーの銘柄を替えてしまうという機会が殆どないといっても良いんです。そのホルダーは複数のタイプの剃刀を使えることはありますが、だいたいは専用の替刃が必要です。
上記したシェーバーという商品が持つ特性から、他の商品には見られない面白さが生まれてくるのです。世の中、色々な商品に溢れています。ひとはある銘柄の商品に拘って、この商品ではないと駄目だと同じモノを買い続けたりします。ビールはアサヒのスーパードライじゃなければ駄目とか。タバコは絶対マイルドセブンだとか……。そこには、消費者の主体的な商品選択があります。個人のこだわりと言っても良いでしょう。
逆に特に銘柄にこだわりを持っているわけではなく、単にその時々に必要になったから漫然と買っている商品もあります。例えば味噌醤油のような日用品がそうです。それらは、偶々それを切らしている時にスーパーにおいてあったからとか、安売りをしていたからという理由が商品購入の大きな動機になっています。それが味噌や醤油であれば、どの銘柄でも良いんです。特に主体的な商品選択はないと言えます。
それでは、ウエットシェーバーはどうでしょう。私を例に引いて見てみると、消費者の主体的な商品選択があるとは思えない。あったとしても、その商品を最初に手を取った瞬間だけで、以降はただ漫然と同じ商品を手に採っているに過ぎないのです。その点では、銘柄にこだわりをもって買っている商品ではないということになります。それでは、ただ漫然と手に取っている商品でしょうか。否、違います。数多くある替刃の中から唯一つの銘柄を必ず選択しています。その点、こだわりをもって商品選択していると言えます。
つまりシェーバーとは、主体的なこだわりを持たないまま、唯一の銘柄を選択しながら使いつづけて行く商品なのです。
パッと思い浮かんだものは浄水器です。そのカートリッジ。これもカートリッジ自体が消耗品で、ある一定期間を使い続けると専用のカートリッジを買い直さなくてはならない。これも一度、その浄水器を選んでもらえればカートリッジを売ることで儲けることが出来ますね。ただ、難なのは浄水器は、男にとってのシェーバーほど身近な商品になっていないところですね。ですからシェーバーのように替刃を売ること自体が商売になっておらず、まだまだ、浄水器自体を売るという段階に止まっていますね。
その他、実体のあるモノで似たようなモノとしては、芳香剤などにある詰め替え商品が考えられます。しかし、これらは芳香剤などそれ自体の単価が安いこともあって詰め替え部分を売ること自体が商売ではなく、商品を丸ごと買い替えるのに比べてゴミとなる部分が減るというエコロジーという側面を強調しているに過ぎませんね。
次に、ソフト産業に目を向けてみましょう。シェーバーの剃刀部分をシェーバー全体という実体的なモノに付随した形で存在すると考えれば、替刃自体がソフトであるという捉え方も出来るでしょうから、似たようなモノが見つかるかもしれません。例えばパソコンのOS。一度、ウィンドウズかマッキントッシュに決めたら、その後は主体的な商品選択が阻害されてしまいます。しかし、OSはそれ自体として消費者の目的に供するものではありません。消費者の第一の目的はコンピュータを使ってインターネットを使ったり、Eメールを遣り取りすることなどです。その目的を適えるための商品選択、ブラウザやメーラーの主体的な選択の余地は十分あります。そこが髭を剃るという目的を適えるためにシェーバーを選ぶ時とは違います。
商品以外ではどうでしょう。これにはいい例があります。それはポイントカードです。マイレージカードとかTUTAYAカード、ビックポイントカードとか販売店では今ポイントカードが溢れています。これも、ポイントカードを使えばお徳に買物が出来ますと唄って消費者を囲い込んでしまう面では似ていると思います。しかし、主体的なこだわりを捨てさせて、唯一の銘柄(ここでは唯一のお店)を選択させる、という段階には至っていないように思えます。お徳に買い物が出来ますと唄っても、同じ商品が近場で安く販売しているのであれば、ポイントカードを発行している店を使おうとは思いませんし、それこそ、こだわりを持っている商品が置いてなければ、少々不便でも売っている店に買いに行きます。
こうして見てみると、世の中には凄い数の商品で溢れかえっていますが、シェーバーのように「主体的なこだわりを持たないまま、唯一の銘柄を選択しながら使いつづけて行く商品」は案外数が少ないものです。各メーカーは、消費者が自社の製品をこだわりを持って選択してもらうためのマーケッティングやコマーシャル活動に余念がありません。商品を開発する時の要になるのも、「消費者のニーズに応じること」というですから、消費者の厳しい選択眼に適うことを意識しているわけです。しかし、日用品でありながら、消費者の厳しい選択眼に訴えなくても特定の商品を手に取ってくれるのであれば、これ以上いい話はありません。もちろん、その商品を使用した時、消費者がある程度の満足を持つことは保証しなければなりませんが、これでなくてはダメというほどの満足を必要とされているわけではありません。他の既存の商品に、このシェーバーの持っている商品構造を応用できないか。マーケッティングの面から見て面白い問題ではないかと思います。
最後に付属した話を少しして置きます。上記したようにシェーバーは「主体的なこだわりを持たないまま、唯一の銘柄を選択しながら使いつづけて行く商品」ですから、問題になってくるのが「いかにしてその銘柄を使わせるか」です。私の場合は前に書いたように大学の校門の前で配っていた試供品を貰ったのが切っ掛けです。このように試供品という方法は有効ですね。そのホルダーを手に取らせてしまえば、この次ぎから替刃を買い続けてくれる確率は結構高いですから。今でも大学の校門前では試供品の配布をしているかもしれませんね。(私はまんまとメーカーの戦略に乗ってしまったというわけです。笑)
いろいろなプレゼントキャンペーンをしているのも特徴で、プレゼントに釣られて、その商品を手に取ってくれればこれ幸いですから、こういう方法も有効ですね。

 

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